歴史
銀杏の起源は古代3.45億年前古生代から一時期北半球、欧、亜、美洲に最も繁栄。その後、地球の氷河期の変化に伴なり、多く銀杏属は絶滅しました。しかし、中国の自然条件が良かった為、奇跡的に生き残され、”生きた化石”とも言われ、現在は唯一の一科一種の植物です。
日本に伝わって来たのは、仏教の伝来に伴って移入されたと考えられます。生命力が強い為、全国に広がり、栽培されています。
特徴
銀杏は他の植物と違って、雄雌があります。実になるのは雌だけです。実は黄色い肉質化した外皮が独特な異臭を放つ、食べられませんが、中の翡翠色の種をよく中華、和食の食材として範囲広く使われています。
季節
●
秋を訪ねるシンボルで、9月~11月下旬は一番お美味しいといわれています。
弊社の保存方法により、年間通して旬と同じ味の新実のものをご提供はできます。
種類
金兵衛、藤九郎、久寿、喜平、栄神は主な品種です。
利用価値
銀杏の木は落葉性の大高木で、生命力非常に強く、木から、葉、実等それぞれ利用価値があります。木は無病無害、病害虫が少なく、栽培上作業コストがあまり掛らなく、環境にもやさしい。盆栽趣味者も利用され、日本全国各地で、栽培されています。葉のエキスは、医薬品として高年者のボケ防止を使用、販売されています。実(弊社は年間通して販売しております)は、中華、和食の高級食材として使用されています。
食用価値:
銀杏の木は生命力強い植物で、そのきから採れる木の実は、やはり生命力が強く、栄養価値も高いです。
食用方法:炒め、茶碗蒸し、焼き、釜めし、煮る、料理の色取り、お菓子、ドリンク、おせち料理、酒類等。
100gあたりの成分
エネルギー |
水分 |
たんぱく質 |
脂質 |
炭水化物 |
飽和脂肪酸 |
不飽和脂肪酸 |
コレステロール |
植物繊維 |
166kcal |
58.9g |
4.1g |
1.3g |
34.5g |
0.11g |
0.54g |
0 |
2.2g |
ビタミン |
カロテン |
E |
K |
B1 |
B2 |
B6 |
葉酸 |
C |
バントテン酸 |
260ug |
1.6mg |
3um |
0.24mg |
0.07mg |
0.02mg |
36ug |
20mg |
0.97mg |
無機質 |
ナトリウム |
カリウム |
鉄 |
カルシウム |
マグネシウム |
リン |
0mg |
580mg |
1.1mg |
8mg |
42mg |
83mg |
五訂日本食品標準成分表より
健康食品:
銀杏はお美味しい食材だけではなく、薬用の価値もあります。中国500年前有名医薬本<本草綱目>には、銀杏の薬用について、記載があります”熟食温肺、益気、定喘嗽、縮小便、止白濁;生食降痰、消毒殺虫”。漢方薬として利用されています。
●抗菌殺菌、治療白癬かゆみ、皮膚病にも効き目もあります。
●肺の働きを高め、喘嗽を止め、上気道感染症の治療の補助作用。
●夜尿症の改善薬として知らされています。
●血清コレステロール、冠状動脈の拡大を減らし、高血圧、冠状動脈性心臓病、狭心症、脳血管攣縮にも特定の効果があります。
銀杏中毒ー子供が要注意
銀杏は古くから薬や食材として利用されてきました。だが、昔から銀杏を食べ過ぎてはいけない事と言われてきました。
特に子供が大量に食べると、嘔吐や痙攣、意識障害を引き起こし、死に至ることもあります。
銀杏はギンコール酸などを含み、皮膚にかぶれなどの皮膚炎を引き起こすこともあります。また、アルカロイドと呼ばれる毒性の成分が含まれている為、過剰食用すると、ビタミンB6を妨げる働きしてしまうメチルピリドキシン
(MPN) が含まれているが、ビタミンB6に拮抗し、脳内の神経伝達物質[GABA]の生成が抑制され、痙攣などの中毒症状を起こします。大人の場合かなりの数を摂取しなければ問題はないが、1日5
- 6粒程度でも中毒になることがあり、特に報告数の70%程度が5歳未満の小児である。くれぐれ食べすぎないように注意を払ってお願いします
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